近年注目を集めているトレイルランニングというスポーツですがまだまだ競技人口は少なく、推定20万人ほどと言われています。(サッカーで309万人、野球は101万人ほど)
2チャンネル創設者のひろゆき氏も「トレランをする人は頭がおかしい」ときっぱり言うほど過酷な競技です。ただ、刺激や達成感を求める人はどっぷりとつかっており、マラソン出身者や登山出身者のトレイルランナーが非常に多い印象です。
なので、今回は登山からトレイルランニングに幅を広げる方に向けて、トレランソックス・登山ソックスを開発しているOLENOが違いについて解説していこうと思います。
【目次】
1.トレイルランニングとは?
トレイルランニング(略してトレラン)とは、山や森などの自然の中にある未舗装の道を走るスポーツです。
登山やハイキングと似た環境で行いますが、基本的に走ることを前提としている点が大きな特徴です。ロードランニングとは異なり足場の不安定な環境を走るため、バランス感覚や瞬発力が求められます。また必ず山を登ることになるため、体力消費や酷使する筋肉量も非常に多いです。
2.トレイルランと登山・トレッキングの違い
項目 | トレイルランニング(トレラン) | 登山・トレッキング |
---|---|---|
スピード | 速い(走る) | ゆっくり(歩く) |
装備 | 軽量・コンパクト | 重装備・安全重視 |
目的 | 走る楽しさ・スピード感 | 景色や自然を楽しむ |
体力消費 | 高い(有酸素運動) | 比較的低め |
リスク | 転倒リスクあり | 慎重に進むため低め |
トレイルランニングはスピード感を楽しみながら自然と一体化できるスポーツですが、登山に比べると体力消費が激しく、装備もシンプルで軽量なものが求められます。また、登山は時間をかけてじっくり自然を楽しむのに対し、トレランは短時間で達成感を得られるのが魅力です。
3.初めてのトレランに必要な装備
トレラン初心者が挑戦する際には、適切な装備が重要です。別の記事で、お金をかけることができない場合の初心者装備について解説しております。
【トレラン初心者必見】初めてのトレランで「さすがに」買うべき装備
1. トレイルランニングシューズ
普通のランニングシューズでは滑りやすく危険です。登山用靴の場合は、長時間の歩行や重い荷物を背負うことを前提にしており、重量感があり頑丈で足首をしっかりサポートする設計のため走るのには適しません。なので、ぜひトレラン専用のシューズを選びましょう。トレイル向けシューズはグリップ力のあるソールが特徴で、足への負担を軽減します。
有名メーカー:HOKA、ALTRA、SALOMON
2. 速乾性ウェア
吸汗速乾性に優れたウェアを選ぶことで、汗冷えを防ぎ快適に走ることができます。ロードランニングや登山と比較して発汗量は尋常じゃありません。ただ、標高差により立ち止まったり休憩する場合は一気に体温が奪われてしまいます。
夏は通気性の高いシャツやショートパンツ、冬は防風性のあるジャケットを組み合わせましょう。夏の場合でも、標高が1,000mを超える山に行く場合は、防風性のある薄手のジャケットは持参したほうがベターです。
夏
冬
3. トレランソックス
登山やロードランニングと違い、足への負担も非常に高く靴下がすぐ破れたり、靴擦れ、マメができるなど足のトラブルが絶えません。そのためベースの耐久性が非常に高く、プラスして走る距離や季節、自分の足の特性に合わせて最適な靴下を選ぶことがトレランを楽しむ上では重要です。
自社製品を紹介して恐縮なのですが、当社OLENOではトレラン専用の靴下を開発・製造しており、初心者・上級者問わず、多くのランナーに着用いただいております。特に、摩耗に強く、長時間の使用でも足をしっかりサポートする設計にこだわっています。どんな靴下かぜひ一度ご覧いただければ嬉しいです。
4. ハイドレーション(水分補給システム)
トレイルランは長時間の運動になるため、水分補給が欠かせません。ハイドレーションパックやソフトフラスクを活用しましょう。特に夏場は脱水症状を防ぐため、こまめな水分補給が重要です。筆者は冬でも700ml(350mlのソフトフラスク×2)を持ち歩きます。
5. ランニングバックパック
最低限の補給食やエマージェンシー用品を持ち運ぶために、軽量なトレラン用バックパックを準備しましょう。防寒着やエネルギーバー、ファーストエイドキットを入れておくと安心です。
6. ヘッドライト(夜間用)
夕方や夜にトレイルランをする場合、ヘッドライトが必須です。特に山の中では日没が早いため、予備のバッテリーも用意しておきましょう。トレランレースに出場する場合は、大会の必須持ち物になっている可能性もございます。
4.トレラン初心者におすすめの練習方法
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短い距離から始める:最初は5km程度のコースからスタートし、徐々に距離を伸ばす。
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登山道での歩き走りを練習する:いきなり走るのではなく、登山道を軽く走ってみる。
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登りと下りのバランスを考える:下りはスピードが出やすいため、足元に注意しながら練習。
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装備に慣れる:本番前に実際の装備で試走しておくと安心。
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筋力トレーニングを取り入れる:特に下半身と体幹を鍛えることで、バランスが取りやすくなり、怪我を防げます。
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トレイルランの大会にエントリーする:目標を持つことでモチベーションが上がり、継続しやすくなります。10km以下のレースであれば、いきなり出てみても完走できると思います。
5.まとめ
トレイルランニングは登山と違い、スピード感と達成感を楽しめるスポーツです。初めてのトレランに挑戦する際には、装備選びが重要です。特に、OLENOのトレイルランニング用ソックスは、快適な走りをサポートし、初心者にもおすすめです。
また、無理をせず、自分のペースで楽しむことが大切です。自然の中を走る楽しさを体験しながら、新たなチャレンジをしてみませんか?