OLENOの新人スタッフ裕貴(ひろき)です。
前回、初めてのトレランについてブログを書いた中で、装備について軽くしか触れませんでした。というのも、「初心者必見!トレランに必要な装備!」みたいな記事はたくさんあるので、そちらに任せようと思っていました。
ただし、「楽しむために、フル装備を揃えましょう」と促す記事が多く、ある程度財産がある人達ならいいと思いますが、僕みたいなそこまでお金に余裕がない方からすると、ハードルを上げている一つの要因になっていると感じました。
「最低限を揃えて、まずは走ってみる!!」
なので、貯金20万円以下で、毎月の収支がギリギリ、30歳という観点から最低限必要と感じた装備を書いてみようかなと思います。(あくまで個人的な意見です)
必ずいるもの
Tシャツ・パンツ
基本的にスポーツ用であればどんなものでも問題ないので、好きなブランド・デザイン・シルエットで決めるのが良いと思います。
最低限必要な機能としては、吸水・速乾性能で、吸水・速乾性が高ければ高いほど、汗をかいたときの不快感や休憩時の汗冷えは減ります。ただ、ブランドによってピンキリなので、Tシャツ・パンツそれぞれ7,000円以内で考えれば、問題ない性能のものが手に入るかと思います。
ベースレイヤー(インナー)
ロードランニングと違い、思っている以上に発汗、体感温度差が大きいので、ウェアだけでは汗の吸水・速乾も限界があります。「服がびちょびちょなのに、どんどん体が冷えてくる」という地獄を経験した身からすると、絶対にインナーを着て対策をしたほうがいいと心から思えます。
インナーなんてユニクロとかでも売っていますが、ここは妥協せずに、イイものを買いましょう。finetrack(ファイントラック)というメーカーのもの(4000~5000円)は、思ってる以上に良かったのでオススメです。
バック
正直ここは迷いました。というのも、トレランの距離や山によって持ち物量が変わってくるため、楽しめる距離や山を見極めた後に購入したほうが損はしないからです。
例えば、ロードランニングが中心で、たまに10kmぐらいのトレランをするのであれば、最低限のバックか最悪なくても問題ありませんが、
50km~のトレイルランとなっていくと、着替えや飲み物、食料も必要になってくるた大きいトレランバックが必要になってきます。
僕だと、トレラン中心で、トレッキングもしたいというのがあったので、12lのバックのみ購入して、10kmの短い距離も走っています。
今後長い距離に魅力を感じる可能性を考えると、僕みたいにある程度の大きい鞄にするのが無難だと思います。トレランバックは結構高く、だいたい15,000円~30,000円ぐらいが相場になってきます。
飲み物
ロードランニングをしている方だと、10kmぐらいまでは飲みものを持たずに走られるかと。20km以上でも、途中の自動販売機で飲み物を変える用に小銭だけ持っていくとかもできますが、トレイルランはそんなことができないので、短い距離でも必ず飲み物は持っていきましょう。
僕はどんな時でも1Lの水を持参しますが、~20km以内であれば500mlでも足りるかもしれませんが、念には念を。たかが150円ぐらいです。
シューズ
トレイルランイング用のシューズを強くお勧めします。ランニングシューズでも走ることはできますが、下りで結構滑ります。ましてや、山は湿気で地面が濡れていることが多いため転倒リスク、坂になっている分、転倒してしまうととんでもない一大事になります。(自分は携帯の画面が割れました)
メーカーによって値段は様々ですが、20,000円近くはします。僕は最新モデルなどに興味なかったので、安くなっている型落ちモデルを10,000円ちょっとで購入しました。
靴下
意外とないがしろにされがちな靴下。破れにくく、グリップ力が強い靴下を履くことをお勧めします。ぴったりの靴を履いていても、山を下っているときに、靴の中で足がズレ、都度足先が靴先にぶつかってしまいます。そうすると、靴下の足先が破れてしまったり、爪の中が内出血をして黒くなってしまいます。「爪が黒くなるせいで、夏にサンダルを履けない」と嘆いている方も見てきました。
なので、下りの際に靴の中でがっちりホールドしてくれる高いグリップ力(滑り止め付き)と、なおかつ耐久性も高い靴下だと安心です。相場は1,500円~3,000円ぐらいかと。
トレラン用靴下の良さについては記事にしているのでよかったらご覧ください。
【トレラン、マラソン初心者は必読】足の蒸れ、靴擦れなどは「靴下」で防止可能。
あと、ステマとかではないのですが、私が所属しているOLENOのトレランソックスはけっこうおすすめですよ。(笑)
ウィンドシェル
これは汗冷え対策です。ベースレイヤー(インナー)とTシャツで対策しても、冬のトレランはやはり手ごわいです。なので、冬ランをする人は必ず揃えておきましょう。
アウターの部類になるので、少し高いですが、メーカーによってピンキリなので、1,0000円ぐらいで探すのがいいかと思います。
手袋
冬トレイルの寒さ対策の側面もありますが、怪我防止の役割のほうが多いです。
上りもそうですが、下りの際とかは、スピードを調整しながら走るのに、足の踏ん張りだけでは足が取れてしまうので、近くにある木を手で押さえながらスピードを抑えたりします。その際に素手だと枝が突き刺さってしまうのでといった感じです。
必須ではないが、自己責任
最低限の装備としては含まれませんが、万が一を考えると必要になってくる装備を紹介します。
鈴
クマよけの鈴です。通説によると、1970年~2018年末の49年間に、北海道で猟師以外の一般人がクマに襲われた事件の平均件数は、年間わずか1.2件だそうです。確率だと、0.04%~0.06%で、例えば交通事項にある確率は0.2%ほどとのこと。
ただ、大会などのレースに出る際は、鈴の持参が参加条件になっているケースもあるため注意が必要です。
エマージェンシーシート
万が一遭難して救助を待っているときに、体温を守る目的で被る銀色のアルミシートです。遭難確率を考えれば、持っておかなくてもよいですが、こちらもクマよけ鈴と同じで大会の参加条件になっているケースが多いです。
着替え
別に持って行かなくても全然なんとかなりますが、家に帰る際に着る服として、持っていく人がほとんどだと思います。万が一遭難をしてしまった時も、低体温症を防ぐためには、乾いた服を着ることが必要になるので、駅のロッカーや車に置いておくのではなく、できれば鞄の中に入れておくほうがベターでしょう。
以上、初めてのトレランに最低限必要な装備について解説させていただきました。僕が初めてトレランをした際は、本日紹介したものすら準備せずで、多くのストレスがかかりましたので、ぜひ参考にしてみてください。
【トレラン トレンドニュース】