ウールの虫食い対策と「喰われた後の対応」

ウールの虫食い対策と「喰われた後の対応」

こんにちは。OLENO新人スタッフの裕貴(ひろき)です。

ウールの勉強を続けてはや2ヶ月。けっこうウールについて詳しくなり、自分が着ている服の素材などを気にするようになってきました。

そんな中、冬の衣替えでタンスを整理したところ、穴が開いたウール靴下が出てきました、、、

捨てようかと思いましたが、ふと穴が開いた靴下は捨てるしかないのか?とよぎり、ウール靴下の穴あき=虫食いについて色々調べましたので、今回はどなたでもできそうな虫食い対策穴が開いた際の対応についてまとめていこうと思います。

 

ウール靴下の虫食い対策5選

1、清潔に保つ

ウールの靴下に限らず、ウール製品は虫にとって栄養源となる皮脂や汚れが付着していると非常に狙われやすいです。しまう前に汚れをしっかり落とすことを心がけましょう。

また、害虫は湿気を好む陰湿さがありますので、保管もできるだけ湿気が溜まりにくい場所で行うといいです。(日当たりが良い南側の部屋、室内干しをしていない部屋、窓や家具の裏側など結露ができにくい場所 etc)

2、防虫剤を使用する

クローゼットや押し入れは、実は湿気が溜まりやすい場所として有名で、何も対策をしておかないとどんどん虫に食われていきます。クローゼットや収納ケースにウール靴下を保管する際、防虫剤を一緒に入れると効果的です。

ウール靴下など、ウール製品を保管する際は、ウール製品専用のものを選び、直接触れないように間に紙や布を挟むと安全です。

おすすめのウール用防虫剤が書かれた記事を紹介しておきますね。

防虫剤のおうすすめ人気ランキング【2024年】

3、正しく保管する

金庫に保存するとまでは言いませんが、ウールはとにかく湿気と熱に弱い素材なため、通気性の良い場所で保管をするのがベストです。

また、長時間保管する場合は、密閉できる収納袋やボックスを使い、乾燥材を一緒に入れるとさらに安心です。早い話、収納ボックスに乾燥剤と防虫剤を入れておけばいいと思います。

4、天然の虫よけも使ってみる

先ほど防虫剤の話をしましたが、虫よけを活用するとさらに盤石の体制です。防虫剤は、害虫の発生を防ぐためのもので、虫よけ剤は害虫の侵入を防止する役割と実は効果が違ってきます。

虫よけの本来の使い道としては、蚊やマダニなどの吸血害虫の認識能力を低下させることで吸血を防ぐために使われますが、ラベンダー、シダーウッド、ミントなどの天然の虫よけ素材を活用すると害虫も寄ってきにくくなるそうです。

収納ボックスの中までとは言いませんが、クローゼットに1つ置いておいてもよさそうですね。

5、定期的に空気にさらしてあげる

最後に、汚れを落とす、防虫剤を使用する、正しく保管をする、虫よけを置くことをしても完璧ではないとのことです。

湿気はどうしてもぬぐい切れないので、長時間の放置で虫は発生してまいます。なので、晴れた日に外で日光に軽く当てたり、風通しの良い場所で陰干し(日光は当てないように注意ください)することで虫の発生を予防できます。

 

もうすでに穴が開いてしまった方は、修理 or 買い替え

すでに穴が開いてしまって、どうしようかと情報を集められている方もいらっしゃると思いますので、虫食いにより穴が開いてしまった後の対策についてもまとめていきます。

 

伝統的な補修方法「ダーニング」

補修用シールやアイロンパッチなど今は手軽に補修する道具が出てきていますが、ウール靴下の柔軟性にどうしてもマイナスの影響を与えてしまうことから、ダーニングという方法が推奨されているそうです。

※上記番号には何の意味もございません

画像付きでダーニング方法を説明しているページを添付しておきます。

ダーニングのやり方について

 

必要な道具


ウール靴下(穴が開いたもの)
ダーニングマッシュルーム(なければコップの底や小さなボウルで代用可能)
毛糸または刺繍糸(靴下の色に近いもの、もしくはアクセントカラー)
針(先が丸いダーニングニードルや刺繍針が最適)
ハサミ
目の粗いコーム(必要に応じて)


補修手順


ステップ 1: 靴下の準備
靴下を平らなテーブルに置き、穴がしっかり見えるようにします。
ダーニングマッシュルームを穴の下にセットし、布をぴんと張った状態に固定します(ゴムバンドで軽く固定してもOK)。


ステップ 2: 糸と針の準備
毛糸または刺繍糸を針に通します。糸の長さは約30~40cmが扱いやすいです。
糸の端を玉結びしておきます。


ステップ 3: 穴の縁を固定
穴の周りを縫いながら糸を引き締め、ほつれないようにします。ステッチは細かく、穴の縁に沿って一周するのがポイントです。


ステップ 4: 縦糸を作る
穴の上下に針を通し、縦糸を張るように数本並べます。糸をぴんと張りながら繰り返してください。


ステップ 5: 横糸を織る
縦糸の間に横糸を通していきます。針を上下に動かし、縦糸の上と下を交互に織るように進めます。織り終わったら糸を切り、最後に玉結びで固定します。


ステップ 6: 完成
針と糸を外し、補修部分を軽く引っ張って整えます。
必要に応じて軽くアイロンを当てて形を整えるとより綺麗です。


補足ポイント


道具がない場合:ダーニングマッシュルームの代わりに小さなボウルや丸い石を使うこともできます。
デザイン性を追加:補修糸をカラフルにしてパッチ風に仕上げるとオリジナル感が出ます。
練習:古い布で試してから実際に靴下を補修すると安心です。

 

以上、ウール靴下の虫食い対策と虫に食われた後の修繕方法についてまとめました。

僕みたいな、不器用人間からすると修繕は難易度が高いので、しっかり虫食い対策はしつつ、虫に食われてしまったら買い替えるほうがよさそうな気がしました(笑)

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やはり履いていて快適であり、暖かいと感じるのはウールソックスが一番ですし、長持ちさせるために今回紹介した虫食い対策は自分も実践していきます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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