ウールについて勉強をし続けている裕貴(ひろき)です。
ウールやメリノウールに関するブログを数々書いてきてふと思ったのが、イイことしか書いていない、、。世の中どんな人、モノでもよい面があれば、悪い面もあるのが常識。
今回は、メリノウールをはじめ、ウールを使うことで一番デメリットとされる「毛玉問題」についてまとめさせていただきます。メリノウール靴下を綺麗に長持ちさせたい方はぜひ参考にしてください。
- メリノウール靴下の魅力と悩み
- なぜ毛玉ができるの?その理由と仕組み
- 自宅でできる毛玉の簡単ケア方法
- 毛玉予防のコツでいつまでもきれいに
- 大切に使うためのメリノウール靴下の保管方法
1. メリノウール靴下の魅力と悩み
寒い季節やアウトドアシーンで活躍するメリノウール靴下。天然素材ならではの保温性や吸湿性、肌触りの良さは、一度履くと手放せなくなる魅力があります。でも、何度も履いているうちに気になってくるのが「毛玉」。ふわふわだった靴下が少しずつくたびれた印象になってしまうのは悲しいものです。
2. なぜ毛玉ができるの?その理由と仕組み
メリノウールの繊維は非常に細かく柔らかいため、着用中や洗濯中に摩擦が起きると繊維が絡まり、毛玉ができやすいのです。特に、足首やかかとなどのよく動く部分に毛玉ができやすい傾向があります。しかし、これは決して靴下が悪いわけではなく、天然素材の特徴でもあるのです。(ウールを使う以上避けられない事実)
3. 自宅でできる毛玉の簡単ケア方法
ただ、ご安心ください。毛玉ができてしまっても、簡単なケアで元のきれいな状態を取り戻すことができるはずです。
・ハサミや毛玉取り機を使う
毛玉が目立つ場合、ハサミで丁寧にカットするか、毛玉取り機を使いましょう。毛玉取り機は靴下の表面を優しくなでるだけでOK。力を入れすぎないことがポイントです。
・テープやスポンジで仕上げる
小さな毛玉なら、粘着テープや使い古したスポンジ(スポンジの裏(不繊布研磨材)、鍋の焦げを落とす硬い方の面)で軽くなでると簡単に取れます。
※「3M(スリーエム)」のScotch Brite(スコッチブライト)はよくとれるというウワサです。
4. 毛玉予防のコツでいつまでもきれいに
毛玉のケアもそうですが、普段から毛玉予防もしておくとさらに安心です。
・裏返しで洗う
摩擦を軽減するため、洗濯前に靴下を裏返してみてください。また、洗濯ネットを使うことでさらにダメージを減らすことができます。
・中性洗剤を使用する
ウール用の中性洗剤を使うと、繊維が傷みにくくなります。洗濯機の「手洗いモード」や「ドライモード」を選ぶのもおすすめです。
・自然乾燥を心がける
タンブラー乾燥(ドラム式洗濯乾燥機で洗濯ものを回転させながら温風を当てて乾燥させる方法)の熱は、繊維を痛める原因になります。できるだけ平らな場所で自然乾燥をするのが良いでしょう。
5.最後に
靴下の寿命を延ばすには、保管方法にも注意が必要です。使用後はしっかり乾燥させ、湿気の少ない場所で保管しましょう。また、防虫剤を使用する際は、直接触れないように袋に入れると安心です。
以上、メリノウール靴下の毛玉手入れ方法についてご紹介させていただきました。
メリノウール靴下は、その心地よさと機能性から多くの人に愛されていますが、毛玉ができやすい点が唯一の悩みどころ。しかし、正しいケア方法や予防策を取り入れるだけで、メリノウール独特のフワフワ感を長く楽しむことができます。ぜひ今回ご紹介した方法を試して、高価なメリノウール靴下を長持ちさせてみてください。