こんにちは。靴下ソムリエのOLENOです。
ランナーの皆さん、「靴下のサイズ=靴のサイズ」だと思っていませんか?
実はこれ、半分正解で半分間違い。
多くの人が“なんとなく”で選んでいる靴下サイズですが、足にフィットしない靴下は走りのパフォーマンスを落とすだけでなく、足のトラブルを招く原因にもなりかねません。
今回は、ランナーの足を守る「靴下サイズの選び方と注意点」についてお話しさせていただければと思います。
【目次】
1.靴のサイズ=靴下のサイズ、ではない!
靴のサイズと同じ数字の靴下を選んでいるから安心…そう思いがちですが、実はこれが落とし穴です。
靴のサイズはあくまで「靴の中の長さ」に対する指標。一方、靴下は「足そのものの寸法」に加えて、「編み方」や「素材の伸縮性」まで影響します。
たとえば、25〜27cmの靴下と表記されていても、メーカーや製品ごとに履き心地は異なります。「ぴったり履けてる」と思っていても、実は足に負担がかかっていることもあるのです。
2.サイズが合っていないと起こる問題
サイズが小さい靴下を履くと、圧迫感で血流が悪くなり、足の冷えや疲労の蓄積に繋がります。
逆にサイズが大きすぎると、足の中で靴下がずれてしまい、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。
❶靴の中で靴下がたわんでマメ・靴ずれができる
❷アーチサポートがずれて、パフォーマンス低下につながる
❸つま先やかかとが余って、シューズのフィット感が損なわれる
❹生地が余ってすれることで耐久性が落ちる
とくに長距離を走るランナーにとって、靴下のフィット感は走行中の快適さや集中力を左右する非常に重要な要素になってきます。
3.自分に合った靴下サイズを見つけるには?
では、自分にぴったりの靴下サイズはどうやって探せば良いのでしょうか?
以下のステップを参考にしてみてください。
① 実際の足長を測る
裸足で壁にかかとをつけて立ち、つま先までの長さを測ります。左右で長さが異なる人もいるので、長い方を基準にしましょう。
② 足の形もチェック
足幅(ワイズ)や甲の高さもフィット感に影響します。甲が高い人(横から見たときに高が高く厚みがある)は、伸縮性の高い素材を選ぶと快適に履けます。
③ メーカーのサイズガイドを確認する
ブランドや製品によって“同じサイズ表記でも実寸が違う”ことがあるため、できれば公式サイトのサイズチャートやレビューをチェックしましょう。
④ 履き比べてみる
特にスポーツ用靴下は、LサイズとMサイズの中間に該当する方も多くいます。
微妙な違いが気になる場合は、あえて2サイズを試して比較するのもおすすめです。
4.海外製と日本製、サイズ感の違いに注意
もうひとつ注意したいのが、海外製の靴下。
US表記やEUサイズ表記は、日本のサイズ感と微妙に異なります。たとえば、USの“M”が日本の25〜27cmと書かれていても、実際は26.5〜28cm相当だったりすることも。
加えて、欧米人の足型は甲が低くて幅が狭いため、同じサイズでも日本人の足に合わないことがあります。
日本人ランナーなら、日本製の靴下を選ぶことで、より足に合ったフィット感を得やすくなります。
5.ランナーこそ“サイズ感”にこだわるべき理由
靴下は、シューズと足のあいだをつなぐ“インターフェース”のような存在。サイズが合っていないだけで、どんなに高性能なシューズを履いていても、その力を最大限に引き出すことができません。
特にランニングでは、
- 一歩ごとに靴下がズレる
- 汗をかいて生地がよれる
- 摩擦が起きて足が傷つく
といった問題が、パフォーマンスにもメンタルにも影響を及ぼします。
ぴったりとフィットする靴下は、足と一体化するような履き心地を実現し、走ること自体をもっと楽しくしてくれる存在なのです。
6.まとめ:靴下のサイズ選びも、パフォーマンスの一部
我々はm靴下=ただの消耗品ではないと考えています。
足元の快適さが変わると、1km先の景色が変わります。
「最近足に違和感がある」「靴擦れが多い」「走るたびに疲れが溜まる」
そんな悩みがある方は、もしかすると靴下のサイズが原因かもしれません。
一度、自分の足と向き合い、“本当に合う靴下”を選んでみてください。
それが、より快適なランニングライフへの第一歩になるはずです。
OLENOの靴下は、サイズとフィット感にこだわっています
私たちOLENOは、90年以上靴下づくりを続けてきた日本のものづくりブランドです。
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