こんにちは。OLENO新人スタッフの裕貴(ひろき)です。
ウールマスターになるため、過去何回かにわたって、ウールの良し悪しや、ウールの中でも位が高いメリノウールという存在について勉強しました。
これでウールについては、ある程度怖いものなしと思っていましたが、先日「スーパー・エクストラファイン・メリノウール」という新しい存在を知ってしまいました。横文字が続きすぎてしんどいです。
要するにメリノウールの中にも、人間と同じでちゃんと階級があり、スーパー・エクストラファイン・メリノウールはその中でも最上位グレードになるそうです。
そこで、今回はメリノウールのグレードごとの違いについて調べたことを簡単にまとめていこうと思います。
違いは繊維の細さ
メリノウールは、繊維の太さによって階級分けがされており、どうやら細ければ細いほど階級が高いそうです。
ランク
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繊維の太さ(μm)
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スーパーエクストラファインメリノ
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直径16.5~17.5
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エクストラファインメリノ
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直径18.5~19.5
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ファインメリノ
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直径20~21
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ミドルメリノ
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直径20~22
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ストロングメリノ
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直径23~25 |
一般的には19μm(マイクロン)より細いものが高級ウール(貴族)とされており、細いと加工の難易度(恋愛の攻略難易度)が上がり、値段が高くなる仕組みだそうです。
細いと何がいいの?
細ければ細いほど高級とされているウール界隈ですが、そもそも細いと何がいいのでしょうか?
ここで一つ質問なのですが、高級マフラーと言われると皆さんは何を想像されますでしょうか?
おそらく、カシミアのマフラーを想像したかと思います。
実はカシミアが高級と言われる理由は、繊維の細さが14~16μとめちゃくちゃ細いから。そしてカシミアのマフラーをつけた方だと分かると思いますが、その細さのおかけで、滑らかさと弾力性を備え、また繊細で豊かな発色性と薄くしい光沢感を感じることができるんです。(もちろん素材の特性もありますが)
つまり繊維が細くなると、肌触りが良くなり、チクチクする不快感が少なくなります。また、繊維が細くやわらかいので、目の密度を高めて編むことができるようになり生地の厚さも調節が可能になるということです。
そのほかのメリットも色々調べましたが、メリノウールの中での大きな格差はなく、肌触りが一番大きな格差なのかもしれないですね。
細いと保温性も高くなる
ウール自体が保温性の高い繊維とされていますが、その中でもメリノウールは、繊維が細いため熱が逃げにくく、一応保温性がさらに高くなるそうです。
デメリットはメリノウール界ではほぼ共通
メリノウールの中でも秀でているスーパー・エクストラファイン・メリノウールですが、デメリットについては、他のグレードと同じとされていました。
以前の記事に紹介しているので、簡単に紹介だけしておきます。
●虫食いがよく起きる
●洗濯などの取り扱いがデリケート
●価格が比較的高い
実際の価格の違いは?
では、メリノウールの下位グレードとスーパーエクストラファインメリノはどれぐらい差があるのでしょうか?
天下の楽天サイトで比較をしてみました。
ブランドによっても金額が完全に異なるので、完全に参考値となるのですが、だいたい4~8倍ほど差がありました!
驚きの差ですね、さすが最上級グレードといったところです。
マフラーであれば、まだなんとか、、といった金額なので、一度チェックしてみてください。
ちなみに、本当にちなみになんですが、
OLENOにもスーパー・エクストラファイン・メリノウールを使った商品がございます。
それは、マクアケというクラウドファンディングサイトでも、大反響だったOLENOネックスリーブです。
僕が入る前には商品化されていたので、詳細は知りませんでしたが、結構評価が高いっぽい(結構というかすごく)のでぜひ一度商品の説明サイトをご覧ください!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。