カーフプロテクション 開発秘話

カーフプロテクション 開発秘話

日中の気温も下がってきて、走りやすい時期になってきましたね!
開発担当 のーまるです

 

多くの着用テストを繰り返し作りこんできてた、カーフプロテクション。

開発のきっかけは3年半前まで、さかのぼります。

 

その日、一緒に走っていた方との何気ない会話の中で

「市販されているカーフサポータを着けると締め付けで足が痛くなるから、寒い時はゆるゆるのレッグウォーマを履くんやけどズレてくるの…OLENOさん何か良い商品ないの?」

と相談を受けたのがはじまり。

 
アームスリーブULの最終サンプルを持って参加させてもらった練習会
ほとんどの方が初めまして、だったけど今は色々な事を相談できる良い仲間
3年半前やけどみんな若いw

 

当時、僕のイメージではカーフサポータはサポート力が強くて当たり前で、緩いアイテムの必要性を感じず開発に取り掛かる事なく月日が過ぎていくのですが、色々なイベントに行くと多数派の意見ではないが確かに同じような要望があり(特に女性の方からの要望が多く)

 

締め付けないけど、フィットする。
締め付けないけど、ずり落ちてこない。

相反する、わがままな()要望を満たす開発がスタート。

 

当初は、すぐに出来ると思っていたのですが開発は難航…

 

1STサンプルは、同じコンセプトで実績のあるアームスリーブと同仕様で作成するも、生地が薄すく男性が着用するとスネ毛が透けるので見た目が悪い…
編目を細かくして透け感を改良するも見た目が悪く、この仕様は没
この仕様は性能うんぬんよりも見た目が悪すぎました…()

 

 
アームスリーブUL WOOLを着用した時の画像
アームスリーブULよりも生地厚だが、透け感が気になる…
同じ編機では生地の密度が荒いのと、ストレッチ性が足りず編機の選定からやり直し…

 

 

 

何度も試作を繰り返し、着用テストに回せるスペックまで持ってくるも


ある日のフィールドテスト
右と左でストレッチ性の違う素材を使ってのテストラン
右のほうが、ストレッチ性が弱い分、生地も少し薄めに仕上がるが、履き比べると若干ずり落ちてくるので没
右が薄いのわかります??

 

 

ベース部分に使用する耐久性と快適性を両立させる素材が無く頭打ちになっていた時

「無いなら作ったらええやん!」

社長自ら糸のスペックを考え、アルティメットシリーズで実績のある、CORDURA®をベースに機能素材を掛け合わせ、しなやかな風合いと耐久性、吸汗速乾性を持つ素材が爆誕。

 


CORDURA®ファブリックは摩耗や引き裂き、擦り切れに強く、世界中の数多くの軍隊が耐久性、多様性、信頼性を採用している素材。

 

これで一気に開発が進み

・締め付けないけどフィットする。
・足を外傷から守る。

この部分に関しては合格点を出せるレベルまで持ってこれたのですが、もう1点どうしても付け加えたいポイントが有って

 

『足を綺麗に見せる』

 

走る際には必要ない部分なんですが、創業より女性の足を綺麗に見せる商品を手掛けてきた拘りであり、OLENOの根っこの部分。

 

 
海外のラグジュアリーブランドをはじめ、様々なブランドのお手伝いするのが、OLENOを展開する前の主な業務

 

編み組織などで変化を付けることも事も考えましたが、見た目が一番綺麗になるプレーン(無地)を選択。

国内でも数少ない編機を使用して、肌が透けないギリギリの厚みで足の形状に合わせて編目の大きさを変化させることで、着用時の綺麗さとフィット感を実現。

 

 

発売前の最終サンプルで、秋に100mileレースを2本走っていただき長時間の着用でもストレスなしで走り切れたとの報告もいただいており

 


LAKE BIWA100

 

 


BAMBI100

 

 ライトユーザーからヘビーユーザーまで、満足いただける仕上がりに。

 

長時間着用しても締め付けによるストレスゼロで、走っている最中のずり下がり感はなく。
朝露に濡れた草木での擦り傷やかぶれから足を守り、走っている最中も足を綺麗に見せる。

 カーフプロテクションはこちらから。

OLENO カーフプロテクション 

 

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