いつぶりの、ブログ更新なんでしょうか…
開発担当 のーまるです汗
昨年、悪天候のため特別完走となった信越五岳110K。石川弘樹さんの粋な計らいでいただいた優先エントリー権を胸に、今年もスタートラインに立たせていただきました。
昨年の記事はこちらから
「今年こそ、何としてもゴールゲートをくぐる!」
3度目の正直となる今回のチャレンジは、昨年もお世話になったペーサーに加え、サポートもお願いして背水の陣で挑みます!
最強のペーサー&最高のサポーター
設定したプランは以下の通り。
・Aプラン: 20時間ペース
・Bプラン: 21時間ペース
・Cプラン: 時間内完走
さあ、完走できるのか!?不安と期待が入り混じる中、信越五岳110Kが始まりました。
スタート〜バンフ:想定外のスリッピーな難コース
スタート5分前。雨脚は強まる一方…
今年はトイレ渋滞で焦ることなくスタートゲートに並びましたが、雨の強さの影響か、「エッ?スタートしたの??」という静かな雰囲気でレースはスタート。
スタート直後は雨模様で気温も上がらず、暑さが苦手な私にとっては「これは好条件かも!」と思ったのも束の間。トレイルはかなりスリッピーで、走れるはずの下り基調のトレイルも、慎重に進まざるを得ない状況に。
コース変更で急な登りパートになった斑尾山の登りは、さらに過酷でした。転倒しないよう気を付けていると、
「水の流れている部分を歩いてみてください!表面の泥が流れて滑りにくいですよ」
と声をかけている方が。スタッフの方かと思いきや、なんと石川弘樹さんご本人!
自らコースに入り、選手が安心してレースに集中できるよう心遣いされている姿に、このレースが「人気レース」と言われる所以の一つを再確認しました。
アドバイス通りのルートで山頂へ。バンフへ向かう急なゲレンデの下りは、雨の影響で滑り台状態に…。気を付けても滑るものは滑る!と腹をくくり、足へのダメージが少ないルート取りで進み、大転倒は免れてバンフに到着。
いきなりAプランは消滅…。Bプラン4分押しでバンフに到着…
バンフ〜熊坂:好調すぎた序盤、危険な林道での疾走
バンフでは、FUJI100のボランティア仲間の顔を見て元気をいただき、手早く補給。
エイド出口ではNew-HALEさんから「いい練習になりますね!」とユーモア溢れる激励をいただき(苦笑)、元気MAXでエイドアウト。
ここから先は個人的に好きなパート。涼しさのおかげで、いつも苦労する袴岳までの登りもクリアでき、テンポよく進みます。しかし、袴岳の下りあたりから路面状況が極悪に。転倒やコースオーバーする選手も出る中、コース誘導スタッフの知人を発見!知っている顔に元気をもらい前へと進みました。
そして、例の林道へ。涼しかったことと、ここまでの距離が短かった勢いで、何を思ったかこの区間を5分台のペースで気持ちよく疾走。このペースだと抜かれるより、抜く事の方が多くなり、テンションMAXで熊坂に到着。
それでも、Bプラン5分押しで到着…
熊坂〜黒姫:突然の失速…脱水によるメンタル急降下
熊坂で補給を済ませ、関川に向かっていると、サプライズでサポーターの応援が!
「まーまー元気やで!黒姫で!」と別れましたが、ここからが地獄の始まり…。
軽い登り基調のルートをゆっくり進むつもりが、出力が上がらない!…疲労感が尋常じゃなく、歩くのもやっとという状態に。直前の林道で飛ばし過ぎたツケだと思っていましたが、どうやら涼しさにかまけて給水を疎かにしたための脱水症状だったようです
(思い返せば、熊坂にエイドでトイレに行った際に、血尿かと思うくらい濃いめでした…汗)。
動けないジレンマに加え、下りで抜いた選手に次々と抜き返される始末…。メンタルはダダ下がりで関川パートをクリア。
宴会隊エイドでしそジュースをいただき、黒姫への登りパートへ。
フラットは走れないものの、トレイルの登りはまだ体が動いたので、サポートが待つ黒姫に向けて足取りは少し軽めに。
奇跡的にBプラン3分前倒しで黒姫に到着。
黒姫〜笹ヶ峰:ダブルパンチとペーサーとの再会
サポートエリアに向かう前にトイレを済ませ(尿の濃さに、脱水を再認識…)、エイドにわき目も振らずサポーターを探していると、なんとまさかの知人に遭遇!予期せぬ出会いに元気をもらいました。
ここでは、ランチタイムとして赤飯とトマトジュースなどを補給。サポーターには「下りの林道でのツケなのか、フラットが全然走れない。おまけに膝も痛くなってきてる。でも補給はできてるから元気やで」と状況を説明。
こんなにドロドロやけど、足裏だけはめっちゃ元気やでと連呼する笑
「元気なら大丈夫!いけるよ!」と太鼓判をもらい、多くの知り合いにも元気をもらってエイドアウト。
ここから笹ヶ峰まではタイムを詰めるパートだったので回復を期待しましたが、一向に回復しない足に、膝の痛みも加わり悪循環のダブルパンチ…。走れないので、同じカテゴリーの選手にガンガン抜かれ意気消沈。
黙々と進み西登山道入口に到着すると、メディカルスタッフの知人に遭遇!一番辛い所で元気をもらうも、下りパートに入っても走り切れず、Bプランすら押してしまっている自分が情けなく、メンタル崩壊寸前でペーサーとサポーターが待つ、笹ヶ峰へ。
走れるはずのこの区間が一番辛かった
Bプラン15分押しで笹ヶ峰に到着。
後半に続く